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2016年8月17日 (水)

残酷すぎる真実

ーー書評

橘玲(たちばなあきら)著「言ってはいけない」(新潮新書)

堅い内容のこの本が今、20万部を超えるベストセラーになっている。

副題には「残酷すぎる真実」とある。

ーー

あとがきに(抜粋編集qazx)

2015年1月7日仏雑誌社「シャルリー・エブド」が襲撃され警官を含め12名が殺害された。

直ちにイスラム過激派がイスラム冒涜記事掲載に対する報復だと犯行声明を出した。

この事件を受け日本メディアは、「人が嫌がることをする表現の自由はない」と宣言した。

私はこの大新聞社の驚くべき主張を目にして、本書を書くことにした。

誰も不快にしない表現の自由なら北朝鮮にだってある。

表現の自由というのは、事実であれば、「人が嫌がる」内容であっても、弾圧されないということだろう。

私は、事実は、聞いて不愉快なものにこそ価値があると考えている。

ーーと書かれている。

まえがきにはこうある(抜粋編集qazx)

現代の進化論は、コンピューターの膨大な情報処理能力を得て、分子遺伝学、脳科学、ゲーム理論、複雑系などの「新しい知」を取り入れ、人の体やこころについての知見を根底から変えようとしている。

その知見は、良識を踏みにじり、感情を逆なでする、ものすごく不愉快なものだ。

だから「言ってはいけない」とされている。

賢明な人は、これを言えば社会的な立場を失ってしまう恐れがあるため、知らないふりをしている。

しかし、人類は、これまで事実を知ることで未来を切り開いてきた。

例えそれが残酷極まりないことであろうとも、知るべきなのである。

ーーと。

そして著者は、容姿、セックス、収入、知能、犯罪、精神病などについて、証拠を提示しながら「身も蓋もない」結論を語る。

ただ評者qazxは、著者が採用した文献資料が、医学的なものであり、医学系文献が、およそ3年で書き換えられていることを考えれば、事情は変ると考えている。

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